引用:gonkaku.jp
中原由貴と白川陸斗は、2023年9月24日にRIZIN44で対戦する予定で、フェザー級ワンマッチとして行われます。
中原由貴選手は、広島県尾道市出身の総合格闘家です。マッハ道場に所属しており、元GLADIATORフェザー級王者です。白川陸斗選手は、1991年7月18日生まれの日本の男性総合格闘家、スポーツインストラクターです。
この両者の息詰まる戦いを戦績や特徴を含めて予測していきましょう!
RIZIN.44
日程 : 9月24日(日)
場所 : さいたまスーパーアリーナ
時間 : 12:00開場 / 14:00開始 / 終了予定 20:00~21:00
中原選手の戦績とファイトスタイル
中原選手の総合格闘技戦績は、23試合中17勝6敗です。その内、8勝がKO勝ち、1勝が一本勝ち、7勝が判定勝ちです。この戦績から見ても分かるように打撃も半分以上KOと言うデータから強いのが分かります。グラップリングに関しても並み以上の実力を持っています。
白川選手と比較するならどちらかと言えば中原選手の方がロングレンジ主体です。
2019年2月にONE Championshipに初出場し、エミリオ・ウルティアと対戦しました。そして3Rに左ストレートでダウンを奪い、パウンドによるTKO勝ちを収めました。2022年1月には、ONEのフェザー級ランキングで5位となりましたが、契約を更新せずRIZINに移籍しました。
その後、RIZINで活躍しています。大舞台での経験慣れという所では中原選手に分があります。
白川選手の戦績とファイトスタイル
白川選手は初期の頃はTHE OUTSIDERに出場しており、2014年4月に行われたTHE OUTSIDER第30戦で、親交を深めることになる朝倉未来と対戦してます。この試合は同大会のベストバウト賞に選定されました。
2015年10月11日、DEEPでプロデビューし、ソン・ジンスと対戦しましたが判定負けしました。戦績としては11勝7敗1分で主なタイトルを獲得していません。
白川選手の得意な間合いは近距離なので如何に接近できるかという所にかかっています。後は怪我で2年程、戦列を離れていた試合勘が気になります。
中原由貴vs白川陸斗試合の勝敗予想
引用:gonkaku.jp
両者ともにグラップラーというよりは打撃を得意とするストライカーで、白熱した試合が期待されます。白川は2年ぶりの復帰戦で、その前までは連勝していたものの、試合勘が鈍っている可能性があります。
一方、中原はONEで実績を積んだ選手で、前回の大晦日の試合では鈴木千裕にKO負けを喫しましたが、それまでは3連勝していました。6:4で中原がKO勝利すると予想します。
もちろん、白川も、KO力は十分にあり前の山本戦の様なスタンドで圧倒する流れになるかのうせいもあります。どちらが勝つかは試合の流れ次第ですが、中原の方が総合力で若干上回っていると思います。
勝ち方は、中原の3R終了時点での判定勝ちか、2Rか3RでのKO勝ちだと思います。
中原由貴と白川陸斗の試合展開
中原はONEでトップクラスの選手と対戦してきた経験があります。ONEフェザー級王者のマーティン・ニューエンとの試合では、ニューエンの強力な右ストレートを何度もかわし、左フックや右ローでダメージを当ててます。
この試合では判定負けしましたが、ニューエンを苦しめたことは間違いありません。中原は打撃技術だけでなく、フットワークやディフェンスも優れています。
白川は2年ぶりの復帰戦ですが、その間にも練習は積み重ねてきます。パワーとスピードを兼ね備えたストライカーで、KO率は80%以上です。RIZINで4戦4勝3KOという成績を残しており、中原よりもRIZINのリングに慣れています。
この試合の展開は、白川が積極的に攻めて中原がカウンターを狙うというパターンになると思います。リーチの差が一つカギになりそうで、中原はどちらかというとリーチが長く、白川はインファイトが得意なタイプです。
ただ白川はパンチスピードが速くインファイト向きなので懐に入ってしまうと一気に試合が動く事も充分考えられます。
中原は白川よりも試合勘があると思います。中原は前回の大晦日の試合以来9ヶ月ぶりですが、白川は2年ぶりです。試合勘というのも大事な要素ですし、白川は最初からリズムを掴むことができるかどうか不安です。
中原選手が有利な理由
中原選手はONEでフェザー級5位にランキングされるなど、海外でも実力を認められた選手で大舞台での試合経験も豊富です。打撃だけでなく、中学時代からの柔道経験者でもあり、グラウンドでも強いです。
基本的には中原選手、白川選手共にストライカーなので、サブミッションでの決着はほぼないと考えられます。ストライカー好きにはたまらない試合になりそうです。
中原選手は前戦で鈴木千裕選手にKO負けしましたが、これは鈴木選手の得意な戦いに持ち込まれた事が敗因と言われてます。
後は白川選手は2年ぶりの試合になります。試合勘が鈍っている可能性が高く、中原選手の猛攻に耐えられるかがポイントです。
まとめ
白川選手は朝倉兄弟と同じアウトサイダー出身の選手で、打ち合い上等のストライカーです。中原選手はONEで活躍していましたが、白川選手の方が多彩な打撃を使えます。
白川選手は前戦で山本琢也選手に1ラウンドでTKO勝ちを収めており、今回の中原選手と同じく柔道のバックボーンを持ち、グラウンドでも強い選手です。白川選手は山本選手のテイクダウンを防ぎ、スタンドで圧倒してます。
中原選手に対しても同じ流れになる可能性もあります。
基本的には優位に立つリーチ差、KO力、グラッピングにも対応できて穴が少ない点。加えて白川選手が2年ぶりの試合という所。こういった点を考慮すると中原選手の有利は変わりません。この2点がどういう流れになるかが注目ポイントと言えそうです。