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【試合予想】井上直樹 vs. 佐藤将光【RIZIN LANDMARK 9】

2024年3月23日(土)に、神戸ワールド記念ホールで開催される「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」で、井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)と佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大/元修斗バンタム級世界王者)のバンタム級ワンマッチが決定いたしました。

井上直樹と佐藤将光、これまで交わることのなかった超実力者同士の一戦。この記事では、井上直樹、佐藤将光の戦績、ファイトスタイル、勝敗予想を徹底解説していきます。

背水の陣でのぞむトップコンテンダー井上直樹

出典 : RIZIN

井上直樹は2020年からのRIZINに参戦しここまで8戦6勝。RIZINで負けた相手は、バンタム級日本GP優勝者の扇久保博正と元RIZIN&Bellatorバンタム級王者のフアン・アーチュレッタの二人。

現王者の朝倉海がUFC挑戦に向けて王座返上も噂されることを考えると、現在次期王者に最も近い選手と言えます。ランキング制でないRIZINにおいては新勢力にスポットライトが当たる流れになることも考えられます。

度重なる怪我からの復帰戦

しかし、これまで怪我や病気による欠場が続き、今回は敗北からの復帰戦ということもあり、ここで負けると今後のバンタム級タイトル戦線は混沌とした状況となるでしょう。

井上直樹は2021年のRIZINバンタム級日本GPで優勝候補と目されながらも準決勝で扇久保博正に判定負け。その後、2023年5月の有明大会ではフアン・アーチュレッタと対戦し、序盤は互角の戦いを繰り広げるも最後は競り負けて判定負け。

復帰戦となるはずだった2023年10月の太田忍戦では急遽の病気で欠場しました。誰もが認める実力者ながら怪我や体調が整わず、トップ戦線から一歩後退してしまう状況が続いていました。

前回のアーチュレッタ戦では怪我を抱えての試合でしたが、今回の公開練習後の記者会見では「佐藤選手に向けての対策は、かなりやり込んで来た」と自信のコメント。今回勝利の後は「タイトル挑戦」と、やはり見据える先はRIZINバンタム級の頂点です。

勝ってRIZINの「センター」に躍り出るか佐藤将光

出典 : RIZIN

一方、井上直樹の欠場で急きょ太田忍と対戦したのが佐藤将光。RIZIN初参戦の36歳のベテラン・佐藤は緊急出場した太田忍戦でスプリットの判定勝ち。

2009年から2014年にパンクラス、2015年から2017年は修斗を主戦場とし、修斗バンタム級世界王者となりました。さらに2019年からONEに参戦、同年10月の両国大会ではパンクラス同級王者のハファエル・シウバにTKO勝ちをしました。

2023年1月にキム・ジェウォンに判定勝ちしたのを最後にONEを離れ、RIZINと契約。RIZINとの交わりがなかったため一般的な知名度は低いものの、国内外のMMA団体を渡り歩いてきた超本格派の選手です。

マイクを握っても人気

「にわか、にわかじゃないのセンターラインの佐藤将光です。」これは前戦の太田忍戦後の勝利者マイクでの一言。

これまでコアなファンにしか知られていなかったため、参戦発表時にはファンの反応が今ひとつだったこともありSNSで「にわか論争」が起きたことに触れたものでした。

しかし、緊急オファーで難敵太田忍を下しあらためてその実力を証明、マイクを持てばファンの心に刺さる独特の語り口調、さらに父は世界で活躍する有名ファッションデザイナーの佐藤考信氏というユニークな経歴も相まって、徐々にRIZINファンの間でも存在感が増してきています。

公開練習後の記者会見では「準備期間がすごくあった。たっぷり研究して準備してこれた。バッチリってことでいいと思う」と仕上がりに自信。井上を倒し「勝ってRIZINのセンターに」と、ここでも過去の「にわか論争」に掛けたコメントを残しつつも、本気でバンタム級トップ戦線のセンターを狙う意気込みが感じられます。

井上直樹 vs. 佐藤将光

出典 : RIZIN

日程 : 2024年3月23日(土)
場所 : 神戸ワールド記念ホール
時間 : 14時開始予定
放送 : U-NEXT、Abemaなど

井上直樹

出典 : RIZIN

年齢 : 26歳
戦績 : 16勝4敗
通称 : 地獄のエンジェル
所属 : キルクリフFC
階級 : バンタム級
身長 : 173cm
リーチ : 177cm
バックボーン : 空手
ファイトスタイル : オールラウンダー

主なタイトル

なし

直近の戦績

2023年5月6日 RIZIN.42
フアン・アーチュレッタ
●判定0-3

2022年12月31日 RIZIN.40
瀧澤謙太
◯2R ストレートアームバー

2021年12月31日 RIZIN.33
扇久保博正
●判定0-3

佐藤将光

出典 : RIZIN

年齢 : 36歳
戦績 : 35勝15敗
通称 :
所属 : 坂口道場一族/FightBase都立大
階級 : バンタム級
身長 : 175cm
リーチ : 177cm
バックボーン : 総合格闘技
ファイトスタイル : オールラウンダー

主なタイトル

第10代修斗世界バンタム級王者

直近の戦績

2023年10月1日 RIZIN LANDMARK 6
太田忍
◯判定2-1

2023年1月14日 ONE Fight Night6
キム・ジェウォン
◯判定3-0

2022年3月26日 ONE Championship
マーク・ステファン・ロマン
●判定0-3

勝敗予想

出典 : RIZIN

両者のこれまでの戦い、ファイトスタイルなどから以下のように予想します。

◎井上直樹 判定勝ち 55%
◯佐藤将光 判定勝ち 45%

完成度の高いオールラウンダー同士の接戦になると踏んでいます。どちらの選手もすべての局面のレベルが高い選手ですが、相手に何もさせずに圧倒して勝利できるのが井上直樹、相手の実力を最後は上回って制してしまうのが佐藤将光という、勝ち方のタイプが異なるのがポイントです。

RIZINの採点基準を考えると、一番の採点基準であるダメージを奪える可能性が高いのは井上直樹ではないかと考えます。

ただ、扇久保博正戦のように粘られて後半に失速し上回られてしまう、それを得意とするのが佐藤将光の戦い方です。佐藤将光が前半をしのぎながらコツコツダメージを積み重ね、中盤から終盤に主導権を奪い返すというイメージも十分想像できます。

微差で井上直樹としますが、接戦です。きっと判定までもつれ込むでしょう。

まとめ

出典 : イーファイト

勝敗予想からも明らかなように、完成度の高い実力者同士の大接戦が見られる予感がします。手に汗握る、極上のMMAが15分間フルで堪能できる予感がしてなりません。

朝倉海の今後の動向がまだわからない現状ですが、この試合の勝者は間違いなく次期タイトル戦線に絡んでくるでしょう。RIZINバンタム級の新章の幕開けとなる一戦となりそうです。

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