パリ五輪2024の出場権をかけて戦う、女子バレーボールの世界大会「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」が9月16日（土）から始まります。日本vsペルー戦の勝敗予想や試合展開など、気になる内容を徹底解説していきます。
FIVBパリ五輪予選 プールB
出典：フジテレビダイレクト
出場国 ：日本、ブラジル、トルコ、ベルギー、ブルガリア
プエルトリコ、アルゼンチン、ペルー
日程 ：9月16日（土）～9月24日（日）
開催場所：国立代々木競技場 第一体育館
日本 対 ペルー 試合日時と開催場所
日程：9月16日（土）
時間：19:25
日本 対 ペルー 対戦成績
2012年 オリンピック予選 〇3-0
2015年 ワールドカップ 〇3-0
勝敗予想
厳しい場面もありますが、日本が勝利すると予想します。
予想見解
出典：オリンピック競技会
相手の高さに苦しむ場面もありますが、日本はペルーに勝利するでしょう。
理由は、実力の差と過去の対戦成績から分かります。
では具体的な理由を見ていきましょう。
日本勝利の理由① 実力の差
ペルーは現在、世界ランキング29位（2023年8月27日現在）。
対する日本は、世界ランキング8位です。
世界ランキングがすべてではありませんが、ランキングから見る実力の差は明らかでしょう。
また、ペルーは、2000年以降オリンピックへの出場権を掴めていません。
2000年以前は、オリンピックに毎年出場することもありましたが、近年は世界大会でいい成績を残せずにいます。
世界大会出場回数から見ても、日本が勝っていると言えるでしょう。
日本勝利の理由② 過去の対戦成績
日本の勝利は、過去の対戦成績からも考えられます。
2012年のオリンピック予選では、初戦にペルーとの試合がありました。
初戦ということでプレーに硬さがみられたものの、サーブやブロックなどから起点をつくり、3-0でストレート勝ちしています。
2015年のワールドカップでも、3-0でストレート勝ちしています。
この戦いでも、サーブで崩す日本の形が決め手となりました。
相手の高さに、日本のテクニカルなバレーが勝ったのです。
過去の対戦成績からも、日本の勝利を期待できますね。
試合展開
出典：バレーボールマガジン
日本はペルーに、3-0のストレートで勝利するでしょう。
日本の強みであるサーブで相手を崩し、日本のペースに持ち込む試合展開になるのではないでしょうか。
身体能力が高く、高身長の選手が多いペルー代表。
高い打点から打たれるスパイクは日本にとって脅威です。
日本の強みであるサーブで相手を崩すことで、スパイクに持ち込めない状況を作るのです。
5月から7月にかけて行われた、国際大会のネーションズリーグ2023では、日本選手のサーブの良さが数多くみられました。
古賀紗理那選手は、タイ戦で2本のサービスエースを決めました。
また、クロアチア戦ではこのように語っています。
今日は特にサーブでしっかり攻めていこう、ポイントを取っていこうという話をしていて、そこが初戦よりできていたので良かったかなと思いました。サーブで崩した後のハイセットのところで決められるケースが多かったのですが、今後サーブで攻めていくと思うので、その後の崩した後のハイセットのブロックを次の試合から意識してやっていきたいなと思います。
出典：バレーボールマガジン
試合終了後に、このように語っていることからも、日本の戦略がうかがえます。
他にも、力強いジャンプサーブを強みにしている和田由紀子選手は、ドミニカ共和国、クロアチア戦などで交代選手として投入。
切れ味の鋭いサーブで相手を崩し、チームの勝利に貢献しました。
変化のあるサーブや狙いを定めたサーブで相手を乱し、早い段階で日本のペースに持ち込むことが重要になってくるでしょう。
そして、「火の鳥NIPPON」の愛称の通り、スピーディーなバレーで点をとっていく展開となりそうです。
試合のカギとなる選手
古賀紗理那選手の活躍が日本vsペルー戦のカギとなるでしょう。
出典：オリンピック競技会
初戦となるペルー戦では、プレーに緊張感や硬さが出やすいと考えられます。
キャプテンである古賀紗理那選手が活躍することで、チームが勢いづき良い展開に持ち込めると思います。
古賀紗理那選手の活躍を以下の3点から見ていきましょう。
- 狙いを定めたサーブ
- 緩急のあるスパイク
- キャプテンとしてチームを牽引
狙いを定めたサーブ
古賀紗理那選手は、狙いを定めたサーブで相手を崩すことができます。
その時の状況に応じて打つ場所を変え、相手を揺さぶることでミスを誘います。
このプレーが試合の序盤で出せれば、日本のペースに持ち込むことができるでしょう。
それを機に他の選手のプレーが決まり始めるなんて言うことも、よくあることです。
古賀紗理那選手のサーブが試合の展開に大きく影響するでしょう。
緩急のあるスパイク
出典：TBS NEWS DIG
古賀紗理那選手の得意とする緩急のあるスパイクの決定率も重要になってきます。
ペルーの高いブロックをかわすには、緩急のあるスパイクで相手を揺さぶることが効果的だからです。
古賀紗理那選手は強烈なスパイクやフェイント、スピード感のあるバックアタックなどで、相手のブロックを揺さぶることが上手です。
そのプレーが思い切り出せれば、勝利に近づくはずです。
キャプテンとしてチームを牽引
キャプテンである古賀紗理那選手がチームの気持ちを高めていくことも、試合のカギとなります。
世界大会が初めての選手や経験が浅い選手は、その空気感にのまれて自分のプレーが発揮できないことが多くあります。
そのためには、ベテラン選手の活躍や声かけが重要になってきます。
女子バレーボール日本代表の眞鍋政義監督は古賀紗理那選手についてこう語っています。
「サーブレシーブもこなし、攻撃面ではあれだけ速いバックアタックを打てる選手は世界でもそういない。ブロックは1枚で止めることも多く、代表選手の中でもダントツにいい。キャプテンとしては自分より年上の選手ともよくコミュニケーションをとり、いろんな選手と話をしていた。思った以上にキャプテンが合っていたのではないか」
出典：バレーボールマガジン
このことから、プレーにおいてもチームを引っ張るのにふさわしいポテンシャルがあることがわかります。
チームの支柱となり、ペルー戦を日本の流れに引き寄せてくれるでしょう。
まとめ
女子バレーボール、日本vsペルーの勝敗予想と試合展開、試合のカギとなる選手についてお話ししました。
日本はペルーに勝利する予想ですが、大会初戦でなにが起きるかわかりません。
日本の強みを発揮し、自分たちのペースに持っていけるかがポイントとなりそうです。
日本vsペルーは9月16日（土）19時からフジテレビで放送。
試合展開が気になる方は、ぜひ自分の目で確かめてみてください。
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