大晦日RIZINはこれで完璧!!アラフォー日米対戦徹底分析しちゃいます!!
大晦日RIZINの対戦カードが発表されました。その中でも、『超RIZIN.2』で、朝倉海の代打で急遽参戦した以来の正式出場となる扇久保選手と、アメリカの強豪ジョン・ドッドソン。どちらが強いのか勝敗予想していきます!
大晦日RIZIN
日時 2023年12月31日(日)
14時スタート
場所 さいたまスーパーアリーナ
扇久保 博正(おおぎくぼ ひろまさ)プロフィール
出典:RIZIN
名前 扇久保 博正(おおぎくぼ ひろまさ)
生年月日 1987年4月1日
出身地 岩手県久慈市
身長 162cm
体重 61kg
所属 パラエストラ松戸
スイル 極真空手
戦績
34戦25勝7敗2引き分け
タイトル
第6代修斗世界フライ級王者
第8代バンタム級王者
修斗世界2階級王者
TUF 準優勝
RIZINバンタム級JAPAN GRAND-PRIX2021優勝
直近の戦績
RIZIN.33 対 朝倉海
判定3-0で勝利
RIZIN.33 対 井上 直樹
判定3-0で勝利
RIZIN.30 対 大塚 隆史
判定3-0で勝利
ファイトスタイル
出典:RIZIN
扇久保選手は、4歳の頃から高校卒業まで極真空手を習っており、その礼を重んじている空手の作法を今でも大事にしています。その証拠に、十字礼をしてリングインをするということを今でも行っていることは有名な話です。
修斗フライ級王者になった際には、右手が負傷して使えなかったにも関わらず優勝したエピソードがあります。腕が使えないならと初心に戻り、極真空手で培った蹴りで独自スタイルを築いて対応したからです。極真空手がバックボーンとして、蹴りの強さも相手を翻弄します。
極真空手から打撃や蹴りの強さに注目されがちですが、関節技や締め技でタップ勝ちという異色の経歴も持っています。
堀口恭司の次に、打撃、寝技、スピード、スタミナどれをとっても、全てがトップレベルでオールラウンダーともいえます。それに加えて、粘り強さで最終ラウンドまでもつれて諦めずに攻撃を仕掛けていく姿には、多くの観客を魅了させるファイターでもあります。
ジョン・ドッドソンのプロフィール
出典:RIZIN
名前 ジョナサン・トーマス・ドッドソン3世
生年月日 1984年9月26日
出身地 アメリカ合衆国 ニューメキシコ州アルバカーキ
所属 ジャクソンズMMA
身長 160cm
体重 61kg
スタイル レスリング
戦績
37戦24勝13敗
タイトル
The Ultimate Fighter 14 バンダム級トーナメント優勝
初代BKFCフライ級王座
直近の戦績
RIZIN.42 対 竿本樹生
3-0 判定勝ち
RIZIN.40 対 所英男
TKO勝ち
ファイトスタイル
出典:RIZIN
ジョン・ドッドソンは、学生時代から始めたレスリングがバックボーンとなり、州大会で二度も優勝している強さを持っています。それ以外にもフットボール、陸上競技ととにかく足に直結している競技に関わってきました。
最近では、素手のベアナックルボクシングに参戦し、未だ負けなしです。ドッドソン選手は、現在39歳とアラフォーの年齢ですが、素手で対戦して負けていないことをみると、強さは本物と言えるでしょう。
特に学生の頃から鍛えてきた足こそ、彼の武器と言えるでしょう。相手の懐に早く飛び込むことができる強靭のバネと速さで攻撃ができます。また、年齢とは反比例するスタミナにも脅威となり、長期戦となった場合でも余裕で戦うことができます。
試合展開
ドッドソン選手が扇久保選手に飛び込んで、打撃を狙ってくる作戦から始まり、それを阻止するために扇久保選手がローキックで応戦するような流れになってくるかと思います。
ただ、ドッドソン選手がレスリングをベースにした攻撃スタンスなので、前に踏み込んでからの打撃はスピードが出ており何より一撃が大きいのが特徴です。その打撃のラッシュが扇久保選手が防御に回ることしかできずに、攻撃を仕掛けることができない展開になりそうです。
そこで、カウンターを狙って倒させてからの、寝技を仕掛けていく攻撃していくと思います。ローキックの警戒がどこまで通用するのか、カウンターがどこまで効くのか、扇久保選手には、あまり攻撃手段を選んでいる対戦にはならなそうです。
勝敗予想
ジョン・ドッドソン 判定勝ち 70%
ジョン・ドッドソン KO勝ち 50%
扇久保 博正 判定勝ち 30%
扇久保 博正 KO勝ち 20%
引き分け 10%
元UFCのレジェンドであるジョン・ドッドソンがやはり勝つ確率が高そうです。
ただ、39歳ですので、全盛期と比べると扇久保選手にもチャンスがあるのではないでしょうか?
しかも、扇久保選手は、フアン・アーチュレッタ選手、堀口恭司選手、キム・スーチョル選手といった強者達に3連敗しているだけに、崖っぷちと言える状況です。そういった意味では、今回の試合への意気込みがどの選手達とも違います。本人もキャリア集大成でRIZIN初ベルトを獲得したいと意気込んでいます。
扇久保選手が勝利するには?
扇久保選手は、とにかくドッドソン選手を寝かせることができるかが、かかっています。ローキックで警戒させて、相手に飛び込ませないようにすることが大事です。
間接技を決めるのか、それとも、カウンターを活かして一撃を決めるかが勝利のポイントになると思います。
されど相手は、レジェンド級身体能力を持っている選手です。ポジションをいかに利用して、攻撃ができるのかをよく知っている選手ですので、隙ができるのが難しいと言えるでしょう。カウンターでさえも避けれる能力は持っています。
ジョン・ドッドソンの炸裂するパンチとその威力で扇久保選手を圧倒させると思います。
まとめ
ドッドソン選手が有利な試合展開になりそうですが、キャリア集大成と語っている扇久保選手にも頑張ってもらいたいと思っています。
何よりもフライ級までに減量して適正階級での対戦となると、前に行う堀口vs 神龍の勝者とベルトを争う可能もあります。最終ラウンドまでもつれるような試合になれば、まだ36歳の扇久保選手のスタミナが優って、勝てる可能性もあります。
扇久保選手の試合は、粘り強さの象徴といった試合が多く、観客の声援も熱がこもるような試合展開だけに、最後まで諦めずに立ち向かって欲しいです。
どちらも打撃、スピードと同じぐらいの持ち味で、年齢もアラフォー世代ということもあり面白い試合になること間違いなしでしょう。