- 矢地祐介、白川陸斗のプロフィール
- 矢地祐介 vs. 白川陸斗の勝敗予想
2024年2月24日(土)に佐賀・SAGAアリーナで開催される『RIZIN LANDMARK 8 in SAGA』で、矢地祐介 対 白川陸斗のライト級ワンマッチが決定しました。
当初は矢地祐介 対 キム・ギョンピョが決定していたものの、キム・ギョンピョが練習中に左膝の前十字靭帯と後十字靱帯の一部を断裂したため全治8週間、無念の欠場となりました。
そこで急遽出番が回ってきたのが白川陸斗。普段はフェザー級を主戦場とする白川選手ですが緊急オファーに対して以下のコメントを残しています。
皆さんご無沙汰しております。白川陸斗です。昨日この試合のオファーを受けて正直びっくりしましたが、迷わずやると返事させてもらいました。一階級上で相手はヤッチ君。厳しい戦いになるのは覚悟の上ですが、この試合俺が勝ちます。
フェザー級のベルト巻くにはライト級の中堅選手ぐらいKOしとかないとね!佐賀大会盛り上げる為に初っ端から全開で行きます。ヤッチ君、お祭り男ならバチバチに殴り合いましょうや。
出典 : RIZIN
この記事では、矢地祐介、白川陸斗の戦績、ファイトスタイル、試合展望、勝敗予想を徹底解説していきます。
負けられない矢地祐介、チャンスしかない白川陸斗
昨年は1試合しか出場機会がなかった矢地選手ですが、カード変更前の記者会見では「昨年のもどかしさをこの試合にぶつけます」と久々の試合に意気込みをあらわにしていました。
しかし、1階級下の白川選手に相手が変更となり、矢地選手にとっては絶対に負けられない戦いに。試合の意義が大きく変化した中、矢地選手のモチベーションにどう影響するでしょうか。
逆に連敗中の白川選手は失うものがほとんどない大チャンス、1階級下ではありますが、回転の高い打撃力に、フェザー級のスピードも活かして果敢にアップセットを狙っていくことでしょう。
矢地祐介 vs. 白川陸斗
RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
日程 : 2024年2月24日(土)
場所 : SAGAアリーナ
時間 : 14時開始予定
放送 : U-NEXT、Abemaなど
矢地祐介のプロフィール
年齢 : 33歳
戦績 : 25勝13敗
通称 : お祭り漢
所属 : フリー
階級 : ライト級
身長 : 179cm
リーチ : 175.5cm
バックボーン : 総合格闘技
主なタイトル
修斗環太平洋フェザー級王者
PXCフェザー級王者
直近の戦績
2023年6月24日 RIZIN.43
ザック・ゼイン
◯1R リアネイキッドチョーク
2022年10月23日 RIZIN.39
ボイド・アレン
◯判定3-0
2022年4月16日 RIZIN TRIGGER 3rd
ルイス・グスタボ
●2R TKO
経歴・ファイトスタイル
中学3年で格闘技を始めると2009年にプロデビュー。修斗環太平洋ライト級王座、PXCでフェザー級王座を順調に獲得し、KRAZY BEEの同期でもある堀口恭司と同様、早くからそのポテンシャルを評価されていました。
恵まれたフィジカルを活かした、全局面で勝負ができるオールラウンダーなファイトスタイル。国内トップの実力は疑いようがないものの、ライト級の世界の壁は高く、ホベルト・サトシ・ソウザ、ルイス・グスタボには2度敗戦。
復帰後の2試合ではボイド・アレン、ザック・ゼインと外国人選手を圧倒して連勝、再度の浮上を狙います。
白川陸斗のプロフィール
年齢 : 32歳
戦績 : 11勝8敗
通称 : 浪速のトリックスター
所属 : JAPAN TOP TEAM
階級 : フェザー級
身長 : 173cm
リーチ : 175cm
バックボーン : ボクシング
主なタイトル
なし
直近の戦績
2023年9月24日 RIZIN.44
中原由貴
●判定0-3
2021年10月24日 RIZIN.31
山本琢也
◯1R TKO
2021年6月27日 RIZIN.29
青井人
◯判定3-0
経歴・ファイトスタイル
小学校の頃は藤川球児選手に憧れた野球少年。しかし中学生になるとヤンキーに憧れ喧嘩に明け暮れた不良少年に。その後アマチュアボクシングに打ち込み、総合格闘技の道へ。
THE OUTSIDERで経験を積み、DEEPでプロデビュー。アグレッシブなファイトで徐々に勝ち星を伸ばし、国内トップファイターの仲間入りを果たしました。ファイトスタイルはテンポが良く回転力の高いパンチが中心で、特に飛び込みの左フックや右ストレートが強力な武器です。
また、接近戦では体重を乗せた左ボディブローで相手を削る場面も多く見られます。怪我による約2年の長期離脱を経て2023年9月に復帰、中原由貴相手に惜しくも判定負けとなりましたが、今回緊急オファーを受け1階級上の矢地選手を倒し、飛び級でのトップ戦線入りを狙います。
勝敗予想
両者のこれまでの戦い、ファイトスタイルなどから以下のように予想します。
◎矢地祐介 判定勝ち 60%
◯矢地祐介 KO勝ち 30%
▲白川陸斗 KO勝ち 10%
フィジカルと総合力で上回る矢地選手が圧倒的有利であることは間違いないでしょう。
最近の戦いではリスクを避け、相手の弱点を突いていく戦略的な戦いを志向するようになり、組み、テイクダウンから確実に削っていく展開が考えられます。
試合全体を制しての判定勝ち、削りきった後半にパウンドアウトが濃厚でしょう。白川選手のアップセットがあるとすれば削られる前の前半にパンチの攻防に持ち込み、連打の中で一発を当ててフィニッシュに持っていく展開でしょう。
負けられない矢地選手がより固い試合に持っていく中を白川選手が突破できるか、予想は矢地選手の判定勝ちです。
まとめ
本大会のメインイベントは同じライト級の堀江圭功 対 ルイス・グスタボです。矢地選手にとっては当初の相手だったキム・ギョンピョ選手を相手により強い勝ち方でインパクトを残し、ライト級のトップ戦線に再び食い込みたかったことでしょう。
その状況を白川選手がどうひっくり返すことができるか。矢地祐介 対 白川陸斗で波乱の側面を含む一戦となったことは確かです。試合の意味合いは変わったものの、注目度はより上がったとも言えるでしょう。