女子バレーボールの世界大会「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」が9月16日（土）から始まります。パリ五輪2024の出場権を獲得できるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
女子バレーボール3戦目の「日本vsプエルトリコ」について、解説していきます。
気になる日程や勝敗予想、試合展開もお話ししていくので、見ていってください。
FIVBパリ五輪予選 プールB
出典：バレーボールマガジン
出場国 ：日本、ブラジル、トルコ、ベルギー、ブルガリア、プエルトリコ
アルゼンチン、ペルー
日程 ：9月16日（土）～9月24日（日）
開催場所：国立代々木競技場 第一体育館
日本 対 プエルトリコ 試合日時と開催場所
日程：9月19日（火）
時間：19:25
日本 対 プエルトリコ 対戦成績
2018年 世界選手権 〇3-0
2022年 世界バレー 〇3-0
勝敗予想
苦しいセットもありますが、日本が勝利すると予想します。
予想見解
相手の高いブロックに苦しむ場面もありますが、日本はプエルトリコに勝利するでしょう。
理由は、過去の対戦成績と日本の高いレシーブ力から予想していきます。
では具体的な理由を見ていきましょう。
日本勝利の理由① 過去の対戦成績
出典：月バレ.com
過去の対戦成績から、日本はプエルトリコに勝利するでしょう。
2022年の世界バレーで、日本はプエルトリコにストレートで勝っています。
また、2018年の女子世界選手権でも日本はプエルトリコにストレートで勝利しています。
このことから、日本の勝利を予想できます。
過去の対戦で日本チームは、プエルトリコの高いブロックや高い位置から打たれるアタックに、苦しむ場面も見られました。
ですが、日本の高いレシーブ力と多彩な攻撃で、プエルトリコを翻弄し、日本チームが勝利しています。
スパイクを丁寧に拾い、日本の強みであるコンビネーションバレーを発揮できれば、日本はプエルトリコに勝つでしょう。
日本勝利の理由② 高いレシーブ力
日本の強みであるレシーブ力が発揮されれば、日本はプエルトリコに勝利するでしょう。
プエルトリコの高い打点からのスパイクは脅威ですが、あまいスパイクも多くあります。
そのスパイクをしっかりとセッターに上げられるかが、ポイントになるでしょう。
日本の強みとして、レシーブ力の高さがあげられます。
リベロはもちろんですが、リベロ以外でも攻守ともに強い選手が多くいます。
今季注目は、リベロの西村弥菜美選手。
実は、彼女は一度現役を引退しているのです。
復帰後リベロに転向し、日本代表に初選出されました。
5〜7月に行われたネーションズリーグでは、力を十分に発揮し活躍しました。
続けて、パリ五輪予選でも活躍が期待できます。
丁寧にレシーブし、1本でも多く日本の攻撃に持ち込むことで、日本の勝利に近づくでしょう。
試合展開
相手を揺さぶる多彩なシンクロ攻撃が効果的に働き、日本はプエルトリコに、3-0のストレートで勝利するでしょう。
過去のプエルトリコ戦でも、日本のシンクロ攻撃が効き勝利をおさめてきたことから、この試合展開を予想します。
プエルトリコ戦では、以下のプレーが試合展開に関わってくると考えます。
- ブロードを使ったシンクロ攻撃
- 早いバックアタックを使ったシンクロ攻撃
では、具体的に解説していきます。
ブロードを使ったシンクロ攻撃
出典：JT
ブロードをつかったシンクロ攻撃は、プエルトリコ戦で有効に働くでしょう。
国際大会であるネーションズリーグが、今年の5〜7月に行われました。
その中で、島村春世選手がブロードを仕掛けておとりとなり、空いたスペースに林琴奈選手がバックアタックを決めるシーンがありました。
このシンクロ攻撃が起点となり、その後も日本の得点をかさねることができました。
このプレーが、日本vsプエルトリコでも見られるのではないでしょうか。
プエルトリコのブロックで日本のスパイクが決まらず、苦しむ場面はあると思います。
そのときに、ブロードを使ったシンクロ攻撃をしかけ日本のペースに持ち込む展開が予想できます。
早いバックアタックを使ったシンクロ攻撃
早いバックアタックを使ったシンクロ攻撃も、プエルトリコ戦に有効でしょう。
現在の日本代表は、早いバックアタックが強みです。
早いバックアタックは、アタッカーの攻撃枚数を増やす意味で重要です。
通常、攻撃枚数は、レフト・ライト・センターの3枚ですが、これにバックアタックを追加することで、攻撃枚数が4枚となります。
ブロック3枚に対して攻撃4枚となり、数的優位を作り出すことができるのです。
出典：月バレ.com
日本には、古賀紗理那選手をはじめ、石川真佑選手、井上愛里沙選手など、早いバックアタックを打てる選手が多くいます。
早いバックアタックを使ったシンクロ攻撃を、上手に試合に取り入れることで、相手ブロッカーを惑わす展開も期待できるでしょう。
試合のカギとなる選手
出典：バレーボールマガジン
日本vsプエルトリコ戦では、リベロの西村弥菜美選手の活躍がカギとなるでしょう。
なぜなら、日本の攻撃に持ち込むにはスパイクを拾う必要があるからです。
プエルトリコは、アタックのコースや角度があまいことがあります。
そのボールをより多く拾い、セッターに返すことが勝利につながると考えます。
西村弥菜美選手は5〜7月に行われたネーションズリーグ、予選第一試合目のドミニカ共和国でスタメン出場をしました。
初めての代表戦にもかかわらず、西村弥菜美選手は日本のピンチを何度も救ってくれました。
彼女はドミニカ共和国との試合を以下のように語っています。
いけると思える瞬間はなくて、ずっと緊張していました。
引用：月刊バレーボール 2023年8月号
サーブレシーブの範囲について、試合中もサイドの選手と細かく話し合えていました。そういう意見が出るタイミングもお互い同時くらいで。全員で共有できていました。
周りの選手とコミュニケーションをとりながら、プレーできていることがうかがえますね。
また、ネーションズリーグ、日本vsセルビアでは、西村弥菜美選手がサーブだけでなくスパイクでもナイスレシーブを連発しました。
世界ランキングで格上のセルビアに勝利できたのは、西村弥菜美選手のレシーブが貢献しているように感じられました。
西村弥菜美選手のレシーブ力が発揮されることが、プエルトリコ戦のカギとなるでしょう。
まとめ
女子バレーボール、日本vsプエルトリコの勝敗予想と試合展開、試合のカギとなる選手についてお話ししました。
日本はプエルトリコに勝利する予想ですが、世界ランキングからみるとどのような展開になるかわかりません。
プエルトリコの強烈なスパイクやサーブを、より多くレシーブすることがカギとなるでしょう。
日本vsペルーは9月19日（火）19時からフジテレビで放送。
どのような展開になるのか、待ち遠しいですね。
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